その事故は、昭和45年夏、
埼玉県のある町で起こりました。
残業続きでヘトヘトだったAさんは、
会社からバイクで帰る途中、
運転をあやまり、
大事故を起こしてしまったのです。
Aさんは、家族の願いも虚しく
二度とこの世に帰ってきませんでした。
過労での事故にもかかわらず、
国の労災補償は適用されない。
ましてや掛金が高い
民間の保険にも入っていないAさん。
遺族は、途方に暮れるばかりでした。 |
そんな遺族の姿を見た職場の仲間が
「少ない負担でいざという時の
暮らしを守る保障制度ができないものか」
と研究を重ねつくったのが、
この県民共済です。
少ない掛金で、
いざという時は加入者に
素早い保障をする。
説明を必要とする複雑なシステムでなく、
誰にもわかりやすい簡単なシステムにする。
営利を目的とせず、また
政党や特定団体と一切かかわることなく、
あくまで加入者を第一に考える。
そんな今までにない、
助けあいと思いやりの心から生まれた
保障制度です。
人はひとりでは生きていけないと
よく言われます。
けれど言われた時はわかっても、
すぐにまた忘れてしまう。
それを実行する力。それを実証する心が、
重要だと私たちは常に考えています。
いざという時のために―――。 |